ミトコンドリアに異常があれば、正常に働かない細胞が増えて人体は酸化 、必ず病気になる
[認知症「1000万人」社会がやってくる!~人類史上かつてない異常事態。残念ながら、もう手遅れです.] というショッキングなタイトルのブログが目に止まりました。
慶應義塾大学の佐渡充洋助教と厚生労働省の試算によれば、昨年の時点で認知症の介護・医療費、家族の負担といった「社会的費用」は年間 14・5兆円にのぼっている。
2025年には、その額は20兆円近くに膨らむ見通しとのことです。
十分な介護を受けられない認知症の高齢者が、町に溢れる日があと10年でやってくる。日本人は「座して死を待つ」しかないのか。
「週刊現代」2015年11月21日号より
アルツハイマー型認知症の有病率がここ30年で大幅に増加。背景には食生活の変化が影響していると考えられており、九州大学の研究グループによる久山町研究では、糖代謝とアルツハイマー病の関係を調査した結果、血糖値が高い人ほどアルツハイマー病のリスクが高いことが報告され た。
高血糖や高インスリン血症になりやすい食生活は、糖尿病だけでなく認知症のリスクを高めることが指摘されています。
ミトコンドリアに異常があれば、正常に働かない細胞が増えて人体は酸化してしまい、必ず病気になります。
腸内環境を正常化し、ミトコンドリアを活性化する努力がなされることが、我々の健康にとって絶対的に不可欠なことのようです。
出典: ブログ『がんが自然に治る生き方』
アルツハイマー病、アミロイドβのミトコンドリアとシナプスの毒性にクルクミンの保護効果
多くの研究がアルツハイマー病において行われてきていますが、ミトコンドリアの生合成、力学、機能およびシナプス活性に対するクルクミンの効果についてはほとんど報告されていない。
テキサス州立大学保健科学センター、ラボックの高齢化学研究所においての研究目的は、アルツハイマー病のニューロンにおける天然物「クルクミン」の保護作用を調べることでした。
それ故、本研究はアミロイドβタンパク誘発ミトコンドリアおよびシナプス毒性に対する保護効果を調査した。
ヒト神経芽細胞腫(SHSY5Y)細胞、クルクミンおよびアミロイドβタンパクを用いて、クルクミンの保護効果を研究した。
さらに、SHSY5Y細胞におけるアミロイドβタンパクに対するクルクミンの予防効果(クルクミン+Aβ)および介入効果(Aβ+クルクミン)も調べた。
リアルタイムRT-PCR、免疫ブロッティングおよび免疫蛍光分析を用いて、ミトコンドリア動態、ミトコンドリア生合成およびシナプス遺伝子のmRNAおよびタンパク質レベルを測定した。
また、過酸化水素、脂質過酸化、チトクロームオキシダーゼ活性、ミトコンドリアATPを測定することによってミトコンドリア機能を評価しました。
細胞生存率をMTTアッセイ(細胞の増殖,活性および毒性を調べるためにもちられる測定法)を用いて調べた。
アミロイドβタンパクは、ミトコンドリア動態を損ない、ミトコンドリア生合成を減少させ、そしてシナプス活性およびミトコンドリア機能を減少させることが見出された。
クルクミンはミトコンドリア融合活性を増強し、そして分裂機構を減少させ、そして生合成およびシナプスタンパク質を増加させた。
ミトコンドリア機能および細胞生存率はクルクミン処理細胞において上昇した。
興味深いことに、アミロイドβタンパクと共にインキュベートしたクルクミン前処理細胞および後処理細胞は、ミトコンドリア機能障害の減少を示し、細胞生存率およびミトコンドリア動態、ミトコンドリア生合成およびシナプス活性を維持した。
さらに、クルクミンの保護効果は、前処理されたSHSY5Y細胞において後処理された細胞よりも強く、これはクルクミンがアミロイドβタンパクのニューロンにおける治療よりも予防においてよりよく働くことを示している。
我々の調査結果は、クルクミンがアルツハイマー病患者を治療するための有望な薬物分子であることを示唆している。
出典:©2016年医学研究アメリカ協会。
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熱帯ウコン「赤陽」
農林水産省、品種登録番号 第21486号