細胞内グルタチオンの産生を高めると、元気で若々しい長寿が約束される。

3つのアミノ酸からなるこの抗酸化物質は、他のどのような抗酸化物質とも異なり、私たちの体内でしか作られません。

つまり、自分自身の細胞内でしか作り出せない抗酸化物質です。

そして私たちの生命維持に関わりあう最も重要な働きをする物質でもあります。

グルタチオンは強い抗酸化作用を持っていて、体内の細胞の酸化を抑え、神経細胞の機能を高める働きがあるので、老化と深くかかわる物質として注目されています。

この生命に関わる重要な物質をつくるエネルギーは細胞内に存在する小器官ミトコンドリアが作り出しています。

経口で摂取された脂肪や糖分を燃料として水素と酸素を反応させ、エネルギーを産生しています。

この際、活性酸素が発生してミトコンドリアの蛋白質や脂質を攻撃したり、DNAを損傷させてしまうことがあると電子伝達系から活性酸素が漏れやすくなってしまいます。

歳を重ねるということは、このように活性酸素による不具合を生じさせ、ミトコンドリアの活性を確実に低下させていきます。

当然、グルタチオンを作り出す量も少なくなっていき、細胞内の抗酸化力が弱体化していきます。

ミトコンドリアのエネルギー生産もそれとともに減ってしまい、さらにグルタチオンが減っていくという悪循環のスパイラル化が、まさに老化の進行そのものになります。

老化とともにグルタチオンの産生量が低下していくことは避けられないことですが、同じ年齢を重ねても生活態度や習慣によって大きく異なっていきます。

健康的な高齢者は、見た目も若々しくグルタチオンの産生レベルも高いことが、アメリカでの60歳以上の人を対象にした調査研究で明らかにされています。

最も健康な人は、グルタチオンの産生レベルが高く、血圧やコレステロールの数値も低く、肥満度が平均以下であるということです。

これとは逆に慢性疾患の患者、心臓疾患、脳卒中、関節炎、糖尿病などの疾患を持っている人の場合、グルタチオンの産生レベルが平均より低かったということです。

日本でも大変有名な山岳スキーヤー三浦敬三さんのグルタチオン量を調べると、101歳の時点で一般人よりも1.5倍以上のグルタチオン量であったとのことです。

当時、テレビの映像にてですが、抗酸化力のある食材の何種類かをブレンドされて日々、召し上がられているとか、ミトコンドリア活性を高めるための運動をされている場面が大変印象的でした。

健康で長生きする為には、加齢とともに作られにくくなってしまうグルタチオンの産生レベルを如何に引き上げるかが重要なテーマになります。

しかし、グルタチオンは、細胞内でしか産生されないので、薬やサプリメントを経口で摂取しても直接細胞内のレベルアップには繋がらないということですので、どのようにしたらグルタチオン活性を高められるかを知っておく必要があります。

出典
・Dr. Paul Clayton「健康に老いるにはグルタチオン(GSH)」
・山口賢次著 〔生体機能を若返らせる「グルタチオンの秘密」 バイオ時代のイキイキ栄養素〕
・Patricia AL Kongshavn, Ph.Doctor.「Reference – Lomaestro B. Malone M. Glutathione Health and disease: Pharmacotherapeutic Issue,」

クルクミノイドがグルタチオン、S-トランスフェラーゼを誘導、細胞核内グルタチオン濃度を高める。

グルタチオンの産生と働き〔老化抑制、美肌保持にも効果 〕

グルタチオンは、グルタミン酸・システイン・グリシンというアミノ酸からなるトリペプチドで、 人間や動物などの生命維持に欠かせない細胞内で産生される解毒物質です。

グルタチオン、S-トランスフェラーゼ(GST)という酵素によって細胞内へ誘導されたシスチンがシステインに還元され、グルタチオンが効率的に合成されます。

グルタチオンは、細胞の機能低下や変異をもたらす毒物や、抗生物質、薬物、伝達物質などを結合(抱合) して、自ら細胞外へ排出することで、細胞の解毒作業を行っています。

哺乳類の場合、抱合体は血中を移動し、腎臓まで運ばれます。腎臓でこの抱合体はメルカプツール酸に変換され、胆汁中や尿中に排出されます。

この他、グルタチオンにはシミ・ソバカスの原因であるメラニン色素の生成を促すチロシナーゼの働きを強く阻害してくれるとともに.驚異的な抗酸化作用で、シワ・たるみなどといった老化の進行を抑制する働きがあります。

また、グルタチオン・S-トランスフェラーゼにはDNAの変異を起こす発ガン物質を不活化する作用を持っているので、この酵素を増やすことが、グルタチオンの産生を含めた細胞レベルの抗酸化作用の強化にとって大変重要になります。

培養細胞の実験においてですが、この転移酵素の働きを抑えると、細胞内のグルタチオンレベルは急激に低下し、細胞が死滅してしまうという報告がされています。

グルタチオンは、細胞内でしか産生されないので、その前駆体である栄養素(特にシステインやビタミンB6などを多く含んだ食物)やグルタチオンを産生するためのグルタチオン、S-トランスフェラーゼという酵素の濃度を高める抗酸化物質(ターメリックの主成分クルクミノイドなど)の摂取が重要になります。

グルタチオン濃度を高めることは、有害物質を分解、解毒するために多くを必要とする肝臓機能を活性化させるとともにおよそ40兆個といわれる細胞を持った人そのものの健康維持や老化の抑制、美肌の保持などに確かな効果が期待できます。

クルクミノイドは、グルタチオン、S-トランスフェラーゼを細胞内へ誘導、抗酸化作用を高める。

クルクミンの生理作用として抗腫瘍作用や抗酸化作用、抗アミロイド作用、抗炎症作用などが知られている。抗炎症作用はエイコサノイド合成の阻害によるものだと考えられている。

また、フリーラジカル(活性酸素)補足能を持ち、脂質の過酸化や活性酸素種によるDNA障害を防ぐ。クルクミノイドはグルタチオン、S-トランスフェラーゼを誘導するため、シトクロムP450を阻害しうる。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より

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